ソリューション
モーション表現の高度化・高速化
キャラクター表現の品質と開発効率を両立する、リアルタイム揺れもの表現ソリューション
髪・衣装・マントなどの揺れもの表現はキャラクターの印象を大きく左右します。物理破綻の抑制や調整工数を削減する「Bone Dynamics」を中心に、高品質かつ効率的なモーション表現の実現を支援します。
揺れもの表現における、品質と開発効率の課題
ゲームやリアルタイムCGにおける衣装・髪・マントなどの揺れもの表現は、キャラクターの魅力を大きく左右するものです。しかし、物理破綻への対応や複雑なパラメータ調整、モデル変更のたびに発生する修正作業など、開発現場の負荷は年々増加しています。特に衣装バリエーションが多いタイトルでは、手付けのみで対応するには多大な工数が必要になります。
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物理破綻が発生しやすく、品質維持に工数がかかる
スカートのめり込み、髪や旗の突き抜け、激しい動きによる不自然な挙動など、揺れもの特有の物理破綻は発生しやすく、調整や修正の繰り返しによって工数が増加しがちです。
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物理パラメーターの調整に専門知識が求められる
硬さ・重力・ばね係数など、多数の物理パラメーターを適切に調整するには専門知識が必要です。調整結果の再現性が低く、試行錯誤が属人的になりやすいケースも少なくありません。
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モデル変更のたびに再調整が発生し、開発効率が低下する
モデルやボーン構成を変更すると、コリジョン設定や物理パラメーターの再調整が必要になるケースがあります。衣装バリエーションが多いタイトルでは、この積み重ねが制作全体のボトルネックになりがちです。
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多層的な破綻抑制機構で、安定した揺れ表現を実現
激しいアクションでも自然で安定した揺れ動作を維持できるよう、横方向のばね拘束、空間/時間分割コリジョン判定、ボーン間の動き連動など、複数の破綻抑制機構を組み合わせています。
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プリセットと簡易調整で、直感的なセットアップを実現
衣装種別ごとのプリセットを用意し、「柔らかさ」などの少数パラメータで複数設定を一括調整可能。リアルタイムプレビューを確認しながら編集できるため、専門知識がなくても自然な揺れ表現を効率よく作成できます。
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既存ワークフローを維持しながら、修正コストを低減
エンジン側で追加ボーンを必要としない設計により、DCCツール側のワークフローへの影響を最小限に抑制。プリセットの再適用による迅速なリセットにも対応し、モデル変更時の調整負荷を軽減します。
ゲーム開発現場の課題から生まれた、リアルタイム揺れもの表現ソリューション
モーション表現の高度化・高速化ソリューションの強み・特徴
FEATURE 01
ゲーム向けに最適化された設計—自然な見た目と扱いやすさを両立
リアル志向のクロスシミュレーションは高品質な一方で、計算負荷やセットアップコストが高くなりがちです。Silicon Studio Bone Dynamicsは、ゲームやリアルタイムCGで求められる自然な揺れ感や演出的な動きを重視し、軽量かつ扱いやすい独自アルゴリズムを採用しています。
FEATURE 02
多層的な物理破綻防止—激しい動きでも安定した挙動を実現
横方向のばね拘束による形状維持、空間・時間分割による高精度コリジョン判定、ボーン間の動き連動機能(Virtual Parent)などを組み合わせ、激しいアクションでも安定した揺れ挙動を実現します。さらに、硬さパラメーターの動的変更や、メッシュベースの突き抜け自動検出機能など、開発・調整を支援する機能も搭載しています。
本ソリューションの中核プロダクトとして、Unreal Engine向け揺れもの物理プラグイン「Silicon Studio Bone Dynamics」を提供しています。
衣装・髪・マント・旗などの揺れもの表現を、ボーンベースの軽量物理計算で実現するUnreal Engine向けプラグインです。物理破綻を抑制しながら、アーティストが扱いやすいワークフローと高いパフォーマンスを両立。ゲーム開発現場の声をもとに継続的な改善を行っています。
活用シーン
USE CASE 01
衣装バリエーションが多いRPG・アクションゲームの制作効率化
スカート・マント・袖・リボンなど、多数の衣装バリエーションを持つタイトルにおいて、プリセットと簡易調整による効率的な揺れものセットアップを実現。モブキャラクターを含む大量アセット制作の負荷軽減に貢献します。
USE CASE 02
VTuber・バーチャルライブにおけるリアルタイムキャラクター表現
リアルタイム入力に応じて動作するVTuberやバーチャルライブ向けキャラクターに対し、自然な髪・衣装表現を軽量処理で実現。NPR(非フォトリアリスティックレンダリング)との親和性にも優れています。
USE CASE 03
格闘・アクションゲームにおける高速・激しい動きへの対応
高速移動や連続コンボなど、物理破綻が発生しやすいシーンに対し、多層的な破綻抑制機構が効果を発揮。激しいアクションでも自然で安定した揺れ表現を維持します。
USE CASE 04
多様なシチュエーションに対応したリアルタイム演出
平面コリジョン機能による座る・倒れるシーンへの対応に加え、風表現や両端固定形状向けGrabber機能などを搭載。さまざまな演出シーンで自然な揺れ表現を実現します。
よくあるご質問
現在はUnreal Engine(Windows・Android対応)向けを中心に提供していますが、Unity版も開発中です。また、追加ロジックはライブラリ形式で提供しているため、コンソール機など他プラットフォームへの展開も想定しています。詳細はお問い合わせください。
本ソリューションは、多数のモブキャラクターや衣装バリエーションへの対応効率化を主な目的として設計されています。一方で、手付けモーションとの組み合わせによって、メインキャラクター向けの自然な揺れ表現にも活用可能です。
メッシュベースのクロスシミュレーションは高精度な反面、計算負荷やセットアップコストが高くなる傾向があります。Silicon Studio Bone Dynamicsは、ボーンベースの軽量計算を採用することで、多数キャラクター環境でも運用しやすいリアルタイム性能と、自然な揺れ表現の両立を目指しています。
既存ワークフローへの影響を最小限に抑える設計を採用しています。エンジン側で追加ボーンを必要としないため、DCCツール側のボーン・ウェイト設定やモーション制作フローを維持したまま導入可能です。
動作環境
Windows、Android、iOS
Unreal Engine