シリコンスタジオ、機械学習エンジン『YOKOZUNA Data』をキーワーズ社へ譲渡 販売代理契約の下、所属データサイエンティストによる機械学習ビジネスは継続

エンターテインメント業界を中心に、自動車、映像、建築などさまざまな業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオ株式会社（本社：東京都 渋谷区、代表取締役社長：寺田 健彦、東証マザーズ：証券コード3907、以下「当社」）は、個々のユーザー行動を予測する最先端の機械学習エンジン『YOKOZUNA data（ヨコヅナデータ）』（以下、「本サービス」）に関する資産を、Keywords International Limited（キーワーズ・インターナショナル、本社：アイルランド ダブリン、CEO Andrew Day、以下「キーワーズ社」）に本日7月23日付けで譲渡したことをお知らせいたします。

本サービスは、次世代AIアルゴリズムを利用したプレイヤー行動予測プラットフォームです。2017年６月のリリース以来、ゲーム業界における複雑なデータ分析の課題を解決してまいりました。
2017年８月に開催された「IEEE 2017 Conference on Computational Intelligence in Games」においてNCSOFT社主催のゲームデータマイニングコンテスト２部門でそれぞれ優勝し、予測精度の高さが証明されました。また、2018年４月に開催された「FICC（Future of Information and Communication Conference）2018」において、本サービス開発チームによる論文が最優秀論文賞を受賞するなど、学術的にも高い評価を得ております。
一方、本サービスの評価においては、お客様より様々なご意見・ご要望を頂戴しており、追加開発によるブラッシュアップが不可欠であると認識していました。
このたび、本サービスの普及拡大と成功のため、成長スピードを優先し、ワールドワイドで営業実績があり国内外のゲーム会社と多数取引があるキーワーズ社へ譲渡することを決定した次第です。

今後、本サービスの開発・運営、およびゲーム業界向けの営業活動は、キーワーズグループが担います。当社は、キーワーズ社と販売代理契約を締結し、すでに本サービス導入済みの企業、およびヘルスケア業界をはじめとしたゲーム業界以外への営業活動を引き続き担当いたします。
また、ビッグデータの分析や活用、機械学習による業務効率化など、多くのお客様からの要望に応えるため、本サービスを活用した当社データサイエンティストによるコンサルティング業務も新たに開始いたします。

当社はAIを活用した分析技術によるデータサイエンスのフロンティアとして、引き続きキーワーズグループと共に『YOKOZUNA data』の普及拡大に貢献し、機械学習を活用したビジネスの拡充とサービス向上を目指します。