他人が使うことを想定したコードで、
CG技術の可能性を広げ続ける

| 所属 | テクノロジー事業本部 |
|---|---|
| 職種 | エンジニア |
| 氏名 | T.S. |
| 入社 | 新卒入社 |
| 担当領域 | グラフィックスSDKの設計・実装・論文実装・シェーダー開発 |
| 使用ツール | C++ / Visual Studio |
シリコンスタジオを知ったのは友人からの紹介。ミドルウェア技術の独自性に惹かれ入社したT.S.氏は、グラフィックスSDKの設計・実装を担いながら、「他人が分かるコードを書く」というエンジニアとしての軸を磨き続けている。
これまでの経歴について教えてください
シリコンスタジオを知ったのは友人からの紹介がきっかけでした。入社を決めた理由は、ミドルウェア技術に関する資料を見て技術的に非常に面白い会社だと感じたことです。他社と比べてもこの領域に特化していることが珍しく、その独自性に強く惹かれましたね。
採用面接ではエンジニアの方が直接技術的な内容を聞いてくださいました。スラスラと話せたこともあって、技術的に強い会社だという確信がさらに深まりました。技術をリスペクトする姿勢が会社の雰囲気にも表れていて、それが最終的な入社の決め手になりました。

今、どんな仕事をしていますか?
グラフィックスSDKの設計・実装を中心に担当しており、C++でコードを書いてVisual Studioで開発を進めています。論文実装やシェーダーの作成なども担当しており、意外なことに学生時代の趣味と変わらない感じで仕事に向き合えています。
1日の流れとしては、午前中にコードを書いて、午後に会議が入り、そのあと再び書き始めるというパターンが多いです。チームのメンバーとはSlackを通じてやり取りをしており、週に1回程度コードレビューで内容を共有しています。丁寧にフィードバックをもらえる環境で、安心して仕事に向き合えています。
学生時代の学びと、現在の仕事のつながりについて
学生のころからC++でコードを書くことが好きで、今の仕事もその延長にある感覚があります。実は、学生と社会人で一番大きく変わったのは、他人がコードを使うことを意識しなければならない点です。誰が見ても分かるコードを書くという意識が、入社してから最初に身につけた大切なことでしたね。
技術的な探究は今も昔も変わらず楽しいですが、その成果を他人に伝わる形にする責任が加わったことで、エンジニアとしての仕事の本質が見えてきたような気がしています。学生時代に培った技術への好奇心が今の仕事の土台になっています。
CG・3D技術業界ならではのミドルウェア開発の魅力
この業界の面白さは、まだ誰も実現できていない技術を実際に形にできることです。ミドルウェアという領域は他のゲーム会社ではあまり扱っていないため、ここでしかできない技術的な挑戦がたくさんあります。論文に載っているような最新の手法を実際に実装して動かせたときの達成感は、この仕事ならではですね。
グラフィックスSDKのインターフェース設計では、使う側のエンジニアがどういう用途で使うかを常に想像しながら作ります。自分が書いたコードが多くの開発者の手に渡り、その人たちの仕事を支える基盤になるという感覚は、CG・3D技術業界ならではのやりがいだと思っています。

シリコンスタジオで働くことで得られる価値
数学が好きな人、設計が好きな人など、何かに特化したエンジニアが集まっていて、普通の会社とは少し違う雰囲気があります。技術を深く追究したい人にとって非常に刺激的な環境です。リモートが中心で静かですが、Slackを通じた相談やコードレビューでの丁寧なフィードバックなど、しっかりとしたサポート体制が整っています。
自分でやりたいことを提案すると一任してもらえる裁量の大きさもあります。社内ライブラリの立ち上げを自分から提案して責任を持って進められたことが、今のところ一番大きな経験になっています。
エンジニアとして感じるやりがい
一番やりがいを感じる瞬間は、コードレビューが通ったときです。書いたコードを先輩に見てもらい承認される瞬間に、自分の仕事が前に進んだという達成感があります。また、新しい手法を実装してそれが実際に動いた瞬間も、心から楽しいと感じる瞬間ですね。
苦労した経験としては、実装が行き詰まったときが一番大変でした。なかなか解決の糸口が見えないときでも先輩に相談しながら向き合い続けることで、あるときから急に他人のコードが読めるようになったり、自分のコードが認められるようになったりして、確かな成長を実感しています。
これからの挑戦とビジョン
今後はリーダーとしての経験を積んでいきたいと思っています。これまでは先輩のもとでコードを書くことが中心でしたが、自分でプロジェクトを引っ張っていくことはまだできていない領域です。
一人で何かの技術を深く探究することが好きな性格ですが、その探究心を仲間と共有しながらプロジェクト全体を動かしていく力も身につけていきたいです。自分が書いたコードがCG技術の可能性を広げ、社会に届き続けることが、これからの使命だと思っています。
用語解説
ミドルウェア:ゲームエンジンとゲームソフトの間に位置するソフトウェア。開発効率や映像品質を向上させる技術基盤
グラフィックスSDK:Software Development Kit(ソフトウェア開発キット)の略。グラフィックス機能を外部の開発者が利用できる形に整理したツールセット
シェーダー:3D映像を描画する際の色・光・影などの見た目を制御するプログラム。GPUで高速に実行される
論文実装:学術論文で提案された新しいアルゴリズムや手法を実際のコードとして実装すること。最新の研究成果を製品に取り込む工程
コードレビュー:他のエンジニアが書いたプログラムコードを確認し、品質向上・バグ防止のためのフィードバックを行う工程