プロダクト
3D景観・市街地アセットライブラリー
デジタルツインやシミュレーター開発の品質向上と制作効率化を実現する市街地3Dアセットライブラリー
Unreal Engineで使える高品質な日本の市街地3Dアセットです。道路・建物・標識などを取り揃え、デジタルツインやシミュレーション開発の制作工数を削減。効率的な環境構築を実現します。
日本国内の都市景観3D開発における課題
-
日本特有の3Dアセットの不足
日本特有の道路や標識、建物などの3Dアセットが不足し、リアルな市街地環境の再現に多くの制作工数がかかってしまう。
-
質感・品質のばらつき
アセットごとに品質や質感が異なり、シーン全体の統一感が損なわれるほか、調整作業に多くの手間が発生する
-
リアルな表現と負荷の両立
リアルな表現を追求すると描画負荷が高まり、シミュレーターやゲームで求められるパフォーマンスの確保が難しい。
-
経年劣化表現の工数増大
経年劣化や汚れなどの表現を再現したい場合、個別に手作業で対応する必要があり、多大な工数が発生してしまう。
-
日本の環境に最適化されたアセット
国内の道路・標識・建物を網羅した高品質3Dアセットを提供し、リアルな市街地環境を効率的に構築できます。
-
調整済みアセットによる品質維持
質感やテクスチャが調整されたアセットにより、全体の品質を保ちながら調整工数を抑えた制作が可能です。
-
最適化技術による負荷軽減
LOD制御やマテリアルの最適化によって描画負荷を抑え、リアルな都市表現と安定したパフォーマンスを両立します。
-
パラメーターによる劣化表現
経年劣化の表現がパラメーターで調整可能。汚れや色あせなどを簡単に再現できるため、作業負荷を大幅に軽減します。
市街地シーン構築を効率化する高品質3Dアセットライブラリー
デジタルツインや各種シミュレーター、ゲーム開発において、市街地環境の構築には多くの3Dアセット制作が必要となり、品質のばらつきや制作工数の増大が課題となりがちです。
当社独自の3D景観・市街地アセットライブラリーは、道路・建物・標識など日本の市街地環境を構成する要素を中心に、高品質かつ統一された仕様で整備された3Dアセットを提供します。Unreal Engineをはじめとするゲームエンジンでの利用を前提に質感やテクスチャーが設定されており、アセット制作や調整にかかる負担を軽減しながら、リアリティの高い市街地シーンを効率的に構築することが可能です。
シミュレーター開発で培ったノウハウをもとに制作されたアセット群により、開発期間の短縮と開発品質の向上を同時に実現します。デジタルツイン、メタバース、ゲーム、ADAS/自動運転シミュレーションなど、さまざまな開発用途でご活用いただけます。
3D景観・市街地アセットライブラリーの強み・特徴
FEATURE 01
高品質かつ統一された市街地3Dアセット
道路・建物・標識など、日本の市街地環境を構成する多様な3Dアセットを、高品質かつ統一された仕様で整備しています。高解像度テクスチャーとリアリティの高いモデルにより、シーン全体のクオリティを保ちながら、市街地環境を効率的に構築できます。
FEATURE 02
パラメーターによる経年劣化表現
アセットには経年劣化の表現をパラメーターとして実装しており、Unreal Editor上で調整することで、汚れや色あせなどの状態を柔軟に再現できます。環境や用途に応じて、リアリティの高い景観表現を簡単に設定することが可能です。
アセットパーツ仕様|対応アセット(一部抜粋)
対応バージョン:Unreal Engine 5
カテゴリ |
対応アセット |
対応機能 |
|---|---|---|
信号機(LED式、電球式) |
三色信号、矢印信号、歩行者信号 |
点灯・点滅制御 |
道路標識 |
案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識、補助標識 |
形状ゆがみ、錆、塗料の退色 |
路面標示 |
道路標示、区画線、法定外表示 |
全体的なかすれ、部分的なかすれ |
ガードレール |
ガードレール |
形状ゆがみ、錆 |
CGでリアルに再現 ー フロントガラスの雨滴、タイヤの水しぶき
この動画は、市街地3Dアセットライブラリーを使用して制作された、雨天時における自動車の走行シーンです。
フロントガラス面を流れる雨滴や対向車のタイヤから上がる水しぶき、曇天の天候(雨雲)などのリアルな表現も、当社ならテクニカルアーティスト(TA)の手によって再現することができます。
自動走行や自律運転のほか、監視カメラなど、AIの学習のための教師データ、学習結果の検証などにご利用いただくことが可能です。
そのほかにも、水滴の表現はさまざまな用途でご活用いただけます。
アセットライブラリー 駐車場パッケージ
駐車場パッケージは、郊外型商業施設の駐車場をイメージしたアセットパッケージです。
01
車両や歩行者を含む屋外平面駐車場
大型の屋外平面駐車場エリアにホームセンターやファミリーレストランをイメージした商業施設の建物、街灯や案内サインなどがあらかじめ配置されています。また、信号機や道路標識、走行する車や歩行者(人)といった、市街地アセットライブラリーの全オブジェクトも含まれています。
02
AIによる画像認識の学習などの用途に
ADASや自動走行・自律運転による駐車支援システムの開発のほか、AIを活用した監視カメラなど、画像認識の学習データ(教師画像)、アルゴリズムの検証、各種シミュレーションなどに活用いただけます。
ヒヤリハットシーンの再現
危険シーンを、安全かつ効率的に再現 ー 交通安全教育・安全性検証・自動運転研究向けソリューション
商業施設の駐車場からの車の飛び出し(昼・幹線道路)
路上駐車車両の陰からの自転車の飛び出し(夜・住宅街)
交差点でのバイクとの右直衝突
交通安全教育や自動運転開発において、ヒヤリハットシーンの映像化・検証は重要なテーマです。しかし実写撮影では危険な状況を安全に再現することが難しく、3DCGを一から制作するには多くの工数とコストが必要になります。
Unreal Engine向けアセットライブラリーを活用することで、自動車・自転車・バイク・歩行者が関わるさまざまな危険シチュエーションを、短期間かつ柔軟に再現することが可能です。時間帯・天候・服装・灯火の有無などの条件もシーンに応じて変更でき、目的に合ったヒヤリハット映像を効率よく制作できます。
再現シーンの例
- 商業施設の駐車場からの車の飛び出し(昼・幹線道路)
- 路上駐車車両の陰からの自転車の飛び出し(夜・住宅街)
- 見通しの悪い交差点での出会い頭
- 路上駐車車両のドア開放による接触危険
- 交差点でのバイクとの右直衝突
- バス停車中の車両陰からの歩行者の横断
自動車メーカーの安全性評価、官公庁・自治体による交通安全啓発、研修機関向けeラーニングコンテンツ制作など、幅広い用途に対応します。
道路付属物の位置情報を活用した「PLATEAU」への市街地アセット自動配置
「PLATEAU は航空写真と建物情報を主体とする3Dモデルデータのため、道路に関してはテクスチャや標識などの細かい情報がありません。
当社では、道路標識や信号機、横断歩道や停止線、ゼブラゾーンなど、地図データに含まれる道路付属物の位置情報をパートナー企業から入手し、それに基づいて実際の位置に独自アセットを自動的に付与する技術を開発しています。
PLATEAUに当社独自開発の高品質な3Dアセットを組み合わせることにより、フォトリアルな都市空間シーンを効率的に実現することが可能です。
採用メリット
-
アセット制作工数の大幅削減
市街地環境の構築には、多数の3Dアセット制作や調整が必要となります。本ライブラリーでは道路・建物・標識などのアセットをあらかじめ整備しているため、個別制作の負担を大きく軽減し、開発工数の削減と迅速な環境構築を実現します。
-
統一された高品質なビジュアル
プロジェクトごとに個別制作したアセットや外部素材を組み合わせると、モデル品質やテクスチャー表現にばらつきが生じることがあります。本ライブラリーでは仕様を統一した高品質アセットを提供することで、市街地シーン全体のビジュアルクオリティを安定して維持できます。
-
ゲームエンジン向け調整の手間を軽減
ゲームエンジンのアセットストアでは必要な素材が揃わない場合や、質感設定や調整に手間がかかることがあります。本アセットはUnreal Engineでの利用を前提に質感やマテリアルが設定されているため、導入後すぐに開発環境で活用できます。
-
日本の市街地環境をリアルに再現
日本国内で使用されている道路標識や市街地要素をベースに制作されたアセットにより、日本の道路環境に近いリアルなシーン構築が可能です。デジタルツインやシミュレーション開発など、現実環境に近い再現が求められる用途に適しています。
導入事例
よくあるご質問
現在はUnreal Engine向けに最適化されたアセットとして提供しています。Unityなど他エンジンへの対応は現時点では予定していません。
はい、可能です。マテリアルやパラメーターの調整により、色味や劣化表現などを柔軟に変更できます。また、お客様のご要望に合わせて制作することも可能です。
日本国内の市街地環境を前提に設計されています。そのため海外都市の再現には適さない場合があります。
動作環境・対応バージョン
Unreal Engine 5